住宅基礎用既調合モルタル STY基礎巾木モルタルH
現状の帯状の白華を生じた基礎モルタルの上にを塗り付けることで、水の吸い上げによる白華・色ムラが低減するモルタル仕上げに改修することも可能です。
※既存のモルタルの強度が低い場合は、付着強さが確保できないため施工ができない場合があります。

は、セメントを主成分としているため、乾燥前の水がかりや冬季の硬化遅れなど条件により色ムラや白華が発生する場合があります。
耐凍結融解性能
JIS A 1435 建築用外装材料の凍結融解試験方法 3.3気中凍結水中融解法で評価。
200サイクルを経過したSTY基礎巾木モルタルHにひび割れは無く、下地コンクリートとの付着強さ、低水吸い上げ性能の低下は見られませんでした。

【標準施工面積】 1 袋(25 ㎏入り)あたり 約 4.7 平米(塗り厚さ 4 mm 時) ※ロスは含まず
空気ブクが出にくい配合設計
- 塗り付け後や仕上げ後の空気ブクが出にくい配合となっており、施工後に空気ブクをつぶして回るという手間が軽減されます。
- 空気ブクによる浮きを低減します。
刷毛引き仕上げに適した骨材を混入
- 骨材の材質、粒度を刷毛引き仕上げに適したものとしているため、きれいな刷毛目をいれることができます。
- 金ゴテ仕上げも可能です。
水で練るだけの完全既調合品
は、セメント、骨材、混和材をプレミックスした製品です。現場では水を加え て練り混ぜるだけで塗り付けができます。別途エマルション樹脂を計量し、混入する必要はあり ません。また、現場調合と比べ均一な品質が確保できます。
【標準施工方法】
- 基礎コンクリート表面の埃やジャンガ・バリを除去します。
- 基礎コンクリート表面に 2 倍に希釈したアロックシーラーバインダーを 100g/m² 以上塗布します。 →ブクやムラ乾きを防ぐ為、注意しながら塗布をしてください。
- 接着剤等で出隅部分にコーナービードを張り付けます。
- 「
」1 袋に対し清水約3.5 リットルを加え、モルタルミキサーやハンドミキサーでダマにならないように練り混ぜます。。練り混ぜ時間は3分~5分程度を確保してください。
- 全面を塗り付ける前に、基礎コンクリートに巣穴やP コン跡などがある場合は埋めます。コテ圧をかけて2mm 程度の厚みに「
」を擦り付けるように下塗りを行います。締まり具合、水引き具合を見て「
」を2mm 程度の厚みで塗り重ねます。
- 締まり具合、水引き具合を見て仕上げ押さえを行い、刷毛にて刷毛目入れを行います。
※施工方法の詳細は、施工要領書をご参照ください。
【注意事項】
- 気温および基礎コンクリートの温度が3℃以下になる場合には、施工を避けてください。
- 本品は既調合品です。指定材料以外の他の材料の混入は避けてください。
- 製品は製造年月日を確認し、6 ヶ月以内を目安に使用してください。
- 直射日射や通風による乾燥を防ぐため、必要に応じてシート等での養生を行ってください。
の施工直後に降雨、降雪が予想される場合はシート掛け等の対策を行ってください。
- ご使用前には必ず、施工要領書やSDS をお読みください。
【物性】
項 目 | ![]() |
JIS A 6916 CM-2 品質基準 |
---|---|---|
曲げ強さ | 5.1 N/mm² | 5.0 N/mm² 以上 |
圧縮強さ | 14.3 N/mm² | 10.0 N/mm² 以上 |
付着強さ(標準養生) | 1.3 N/mm² | 1.0 N/mm² 以上 |
付着強さ(低温養生) | 1.0 N/mm² | 0.7 N/mm² 以上 |
吸水量 | 0.1g | 2.0g 以下 |
長さ変化 | 0.13 % | 0.15 %以下 |
※上記試験結果は、JIS で定められた条件下での結果であり、現場で施工された状態のものの物性を保証するものではありません。